Zetland Newsletter

Newsletter - Edition May 2023

Dear Friends of Zetland,

(当ニュースレターはご購読手続きをいただいた方や過去に名刺を交換させていただいた方へ配信しております。配信停止をご希望の際にはお手数ですが、本ページ一番下の「Unsubscribe」(配信停止)をクリックいただくか、弊社までご連絡願います。)

弊社では数か月毎にニュースレターを英文で発行しており、遅れて日本語翻訳版を発行しております。


弊社が扱っているコーポレートサービス業界では日に日に世界中においてコンプライアンスが厳しくなる一方で、情報の透明化も進んでいます。今回の臨時号では英国とBVI諸島における会社法の変更についてお届けします。

初めにBVIですが、オフショア法人の中でも世界的に人気があるのがBVI諸島での設立です。現地には弁護士などの専門家が多く存在し法人登記のインフラが整っており、現地代理店の対応も他のオフショア国に比べて早いなどの理由があります。また法整備も進んでおり、今回の法改正も金融サービス面にて国際基準に追従する目的です。

次に英国ですが、英国では現在では廃止になりましたが印紙税の節税目的などでオフショア法人名義で不動産の所有や売買が以前行われていた慣習から、今でもオフショア法人名義にて不動産の所有が多く行われています。英国の不動産や土地を所有する非英国法人(つまり英国からみたオフショア法人)は来年2023年の1月より英国会社登記所(Company House)における登記が義務付けられました。これは、英国が対ロシアに行っている経済制裁の強化の一部とみられています。特にロンドンの一等地は世界中の富裕層に人気があり、ロシアマネーも多く介在しています。不動産がオフショア法人名義で保有されている場合、実質保有者(法人の実質受益者)が今まで不透明でした。これを透明化することにより、経済制裁逃れを防ぐ目的です。

ゼットランドでは香港を本拠地に世界中にて法人設立や海外信託の設立・管理を専門的に行っています。BVIで法人を設立されたお客様、また英国にて法人名義で不動産を所有する方にでご質問やご相談がありましたら日本語にて intray@zetland.biz までお問い合わせください。

Newsletter articles


BVIオフショア法人 , 会社法の大幅改正について

【BVIオフショア法人】会社法の大幅改正について2022 Amendments to the BVI Business Companies Act(2022...


英国の不動産を所有するオフショア法人の登記について

(2022年10月版)What you need to know - Registration of Overseas Entities in the U.K.経済犯罪に対応す...